「ロビンソン漂流記」を読みはじめました。
なぜ今、ロビンソン・クルーソー?
先日読んだ司馬遼太郎さんの「アメリカ素描」の中に、「ガリバー旅行記」の話が出てきて、なんだか読みたくなったのですが、あいにく我が家の本箱にあったのが「ロビンソン漂流記」だったというわけ。
にんじんを買いに行って大根を買って帰るような成り行きですが、この二冊、まんざら関係がないわけでもないようで、あとがきによると「ロビンソン漂流記」の人気によって、このジャンルの読者層が増え、続いて出版された本のひとつが「ガリバー旅行記」だったそうです。
で、ロビンソン・クルーソーですが、まだ無人島に到着したばかりのところなのですが、すでに衝撃の事実の連続に驚いています。
衝撃1、
300年前、イギリス人のロビンソン・クルーソーは、最初の遭難でブラジルにたどり着いて帰化した。
衝撃2、
ロビンソン・クルーソーは、ブラジルで農園経営者として成功していたが、農園で働かせる奴隷をアフリカに買い付けに行く航海の途中に遭難して無人島生活が始まった。
「ロビンソン漂流記」、小さい頃、きっと一度は読んだと思うのですが、この衝撃の事実をまったく覚えていませんから、当時は何の関心もなく読み流し、無人島でのサバイバルストーリーにドキドキワクワクしていたのでしょうね。
それにしても、ロビンソン・クルーソーが、闇ブローカーに手を染めていたとは・・・!
物語は、これからいよいよ無人島でのサバイバル部分に突入するのですが、大人になったわたしには、もうこれ以上のビックリマークはおこらないかもしれません。
(絵、安本洋子) (きなこ)
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