小さい頃、赤面恐怖症でした。
4つ年下の弟には威張る姉で、物静かな子ではなかったのですが、恥ずかしいと、真っ赤になっていました。
先生に当てられて、答えを間違ったとき、
「赤こうなっちょる~!」
と言われるのが、答えを間違ったことよりハズカシかった。
友だちの家に遊びに行くとき。
玄関に、友だちかお母さんが出てくれるといいのですが、よく知らないおじいちゃん、おばあちゃん、何かの拍子でお父さんが出られると、ダメ。
だから玄関の呼び鈴が鳴らせずに、お母さんがお料理しているお勝手から、「あそぼー!」と声をかけていました。
今は図々しいばかりのおばさんも、昔はそんな女の子でした。
変われば変わるものですね。
でも、今も私の中に「なんでもかんでも恥ずかしくてたまらない子」が、真っ赤な顔して体育座りで居眠りしているみたいです。
(絵、安本洋子さん)(きなこ)
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スミピー (水曜日, 05 4月 2017 07:22)
きなこさん、こちらにも失礼いたします^_^人
赤面症、僕も小さい頃はよくリンゴのように頬を赤らめていたものでした。田舎者だったせいもあり少し街に出ただけでももう逆上せてそれが丸出し(笑)
学校でもちょっと恥ずかしかったりポカポカしただけで真っ赤になり、それって抑えようとしたり冷やしてもかえって余計ひどくなるばかりで治まらないんですよね。
うーん、僕のなかにはあの日の恥ずかしがり屋さんがまだ体育座りして居残りしてるだろうか…
冷めた頬のポーカーフェイスで何か大切な忘れ物をしてはいないだろうか…
真っ赤になるってことはきっとそれだけ心に血が通ってたってことですもんね。
いやいや、色々と考えさせられました。
ありがとうございました。
きなこ (水曜日, 05 4月 2017 09:24)
そうなんですか、スミピーさんもそうだったのですね。
そうなんですよね、赤くなったのを隠そうと思えば思うほど赤くなるんですよね。小さい頃、色黒くなりたいなあ、とずっと思ってました。
「大事な忘れ物をしたんじゃないか」と感じているスミピーさんは、「硝子の少年」ですよ。(この歌、好きなんです♪)
ワタシみたいなオバサンになると、落としたとも気づかないで紛失してる(笑)。
おまけに落としたものが誰かの足を直撃して飛び上がってても気がつかない!困ったオバサンです。
でもハズカシイ告白?に共感してくださって、とてもとても心強くてウレシカッタです。ありがとうございました♪