あるイベントで知り合った彼女。
彼女のブログを読んでいたら、こんなことが書いてありました。
「ひとりでは歩けない。さみしくはないと思っていたけど、今日はさみしいな。旦那と結婚する前は仕事が終わってから公園で缶ビールを飲んだ。それだけでも、缶ビールは美味しいなぁとおもった。そんなこといつでもできると思ってた。夜に公園に行って空を見ながら缶ビールを飲む。それだけなのにな」
病気になる、ということは、日常の小さな、でも本人にとっては大切なことがむずかしくなること、それは必要なことが難しくなるのとおなじくらいさみしいことだとわたしたちも感じています。
だから彼女のそのブログを読みながら、あぁ、と、胸が痛みました。
その彼女から、昨夜、メールが届きました。
ご主人様と一緒に、夜、ドラッグストアに行き、途中、歩き方が崩れて、帰りは手を引いてもらって帰ったそうです。
「ふと、しあわせな気分になりました」
と書いてありました。
缶ビールは飲まなかったけど、夜の街を二人で手をつないで帰ったんだ。
なんだか、とてもうれしいメールでした。
(絵、邦恵さん) (きなこ)
♪絵をクリックしたら、「冬のひまわり」をお聴きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=4k3dP4e30WM
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