「げんきなこ」の歌をユーチューブで聴いたあと、放置して用事をしていたら、『♪花も嵐も踏み分けて~』と、部屋に流れていました。
「げんきなこ」が、気がつくと古い流行歌に変わっていたそのわらしべ長者のような展開がおかしくて、心の中でちょっと笑いました。
それでなんとなく聴いていたら、
「♪泣いてくれるな、ホロホロ鳥よ~」
え?ホロホロ鳥?!
今、ホロホロ鳥って言った?
先日、ブログにも書きましたが、ゴールデンウィークに元気さんの同級生のお宅でBBQの仲間に入れていただき、フランスから空輸したホロホロ鳥を初体験しました。
「ホロホロ鳥はアフリカに生息する鳥で、かつてはアフリカの王様が召し上がっていた高級食材だよ」と,元気さんの同級生の方から伺いながら、ありがたくいただきました。
そんな鳥が、なぜに日本の古い流行歌に?
わたしの聴きまちがいかと、歌詞入りバージョンで確認してみましたが、やはり「泣いてくれるな ホロホロ鳥よ」と歌っています。
ちなみに、この歌のタイトルは「花も嵐も」でなく、「旅の夜風」で、作詞は西条八十でした。
「泣いてくれるな」、ということは、ホロホロ鳥って、「よく鳴く鳥」なのかな?
昔は日本でも歌になるほどポピュラーな鳥だったけれど、絶滅したか、絶滅危惧種になったかして、わたしたちの知らない鳥になってしまったのかな?
もしかしてトキみたいな鳥だったの?
気になって、ネットで調べてみました。
すると、同じ疑問を持つ方って、いらっしゃるものですね。
ちゃんと載っていましたよ。彼、尋ねていわく、
「ホロホロ鳥を飼っています。なぜ「旅の夜風」にホロホロ鳥が出てくるかわかりません。」
そうですか、ホロホロ鳥、飼っているのですか。
そのことにもちょっと驚きながら、答えを読めば、
「京都にホロホロ鳥なんて、もちろんいませんよ。
作者の西条八十の本によると、歌の中で、うら悲しく鳴く鳥を描きたくなり、「ほろほろと鳴く山鳥の声聞けば・・・」という琵琶歌から「ほろほろ鳥」という名を思いついたそうです」
えーっ、歌詞の中の「ホロホロ鳥」は、高級食材「ホロホロ鳥」とは別物、西条八十の作った造語だったんだ!
西条八十ほどの大先生になれば、言葉を作ってしまうこともありなんだなぁ。
マイリマシタ、という感じで、ちょっと感じ入っています。
ちなみに、ホロホロ鳥の鳴き声をネットで検索してみると、「鳴き声がうるさいホロホロ鳥」というクレジットがついて、聴くことができました。
たしかに、うら悲しくはないかも。
自転車がきしむような音で、延々と鳴いていました。(笑)
(写真、yama-p)(きなこ)
♪写真をクリックすると、Dearコーラスバージョンをお聴きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=M5FgsPzELLc
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