患者会の集まりがあり、
「グリーンピース、好き?今朝、採ったんだけど。」
と、尋ねられました。
「好きです、好きです。豆ごはん、大好きです!」
と答えたら、
「よかった、もうサヤから出してあるよ」
と言って、バックから小さなビニール袋をくださいました。
それで今日は豆ごはん。
今、かわいいころころした豆を洗って、茹でたところです。
なんだか、ふしぎなくらいしあわせ。
元気さんが「難病患者」になったとき、もう自分たちにはこれまでのようなしあわせはなくなったのではないかと思いました。
でも、時間が過ぎていくにつれて、「難病患者という人」がいるわけではなく、その人の中に「難病患者という部分」があり、旬のものを味わっておいしいと思ったり、音楽を聴いて感動したり、そんなことは何も変わらないのだとわかりました。
もちろん、今のこの私たち二人の日常のしあわせが、まわりの人たちのわたしたちを思ってくれる思いによって成り立っていることもよくわかっています。
特に、必死で元気でいてくれる両方の両親や、わたしたちに心の負担をかけないように気遣いしながらあたたかく支えてくれている姉兄弟、親族には、感謝しかありません。
いつか、いつか、恩返しができますように。
そんなわけで、今日のお夕飯は、豆ごはんです。
(絵、安本洋子さん)(きなこ)
♪絵をクリックすると、島風合唱隊による「島風」をお聴きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=w1VJ981iRu8&index=126&list=UUa030tIOyeM5LbDx_9FRZ9Q
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