ジュリエットさんから、ゼラニウムの写真が届きました。
添えられたメールを読んで、びっくり。
このゼラニウム、もとはゴミ捨て場に捨てられていたのだそうです。
34年前のこと。
それをかわいそうに思って持ち帰ったジュリエットさんが、大事に育て、ご主人様が海外赴任中には、ご実家に預けて、帰国後また育て、そしてゼラニウムは今も元気で大きく育っているのだそうです。
なんだか、感激しました。
ゴミ捨て場の鉢をかわいそうだと持ち帰ったジュリエットさんが、34年も育てて、それを今も見事に咲かせていらっしゃること。
花屋さんで見つけて、好きで買ってきても枯らしてしまう花もあります。
ジュリエットさん、ずいぶん大事に大事に育てられたのでしょう。
その優しさに心うたれました。
ごみ捨て場に植木が捨ててあるのも、わたしはまだ見たことがなかったので、驚きました。
そんなことがあるのですね。
でもゴミ捨て場に植木を捨てる、というのは、どういう事情だったのでしょう。
ジュリエットさんのようなやさしい人にもらってほしくて、ごみステーションを選んだのでしょうか。
別れた恋人にプレゼントされた鉢植えで、目に触れるところには置きたくないけれど、捨てるに捨てられず、ごみステーションに置いたのかも。
もし、彼女が今、ジュリエットさんが育ててくださった花をみたら、どんな風におもわれるのでしょう。
わたしは、小さい頃から、空想するのが好きな子供でした。
下駄箱から、ありったけの靴を出して玄関に並べて、我が家は大家族なんだと想像してみたり、休日、家族で車に乗って出かけるときは、後ろ向きになって、後ろの車をずっと見ていて、あの車に乗っているのは、わたしの本当の両親なんじゃないか、わたしが車から降りるのを待ち構えて、一緒に家に帰ろうと言うんじゃないか、でも私はどう答えよう、私は今の両親が好きです、と言おう、などと想像しているうちに後ろの車は横に曲がっていなくなる・・・、そんな子供でした。
年をとっても、そういうどうでもいいところは、変わらないみたいです。
しばらく、ゼラニウムの花の咲いた想像の野で遊んでいそうです。
(写真、ジュリエットさん)(きなこ)
(♪写真をクリックすると、金言寺をお聴きいただけます。
この歌も、金言寺のご住職の奥様から伺ったお話をもとに、想像が広 がって生まれた歌です。)
https://www.youtube.com/watch?v=e-vkukwVgtc
https://www.youtube.com/watch?v=e-vkukwVgtc
コメントをお書きください
しゅうじ (月曜日, 19 6月 2017 18:48)
花の命は結構長い~♪って流れるCMがあったようななかったような、34年って凄いですね。そんなきれいなゼラニウム、名前は聞いたことありましたがそのお花だったんですね、道端で見たら絶対iPhoneでパチリしてますね!。。。ウソッぽいかもしれませんが私花好きなんですよ、アンビリーバブルですよね~、名前も知らずもっぱら撮るばかりですけど(笑)
きなこ (火曜日, 20 6月 2017 10:52)
しゅうじさん、こんにちは♪
全国総会に参加していて、すっかり返信が遅くなりすみませんでした。
帰ったらうれしいコメントが待っていてくれてうれしかったです。ありがとうございました。
ウソっぽいかもしれませんが・・・、と書いてくださった「しゅうじさんの花好き」について。正直なところ、しゅうじさんと花が結びつかなくて、え?!と思ってしまったのですが(すみません)、でもよくよく思ってみれば、写真がお好きな方は、一瞬の美しさを切り取りたいと思っていらっしゃる方なのだから、そういう方は花もお好きなのだろうな、と思いました。
しゅうじさんの野球の写真は「Dear」でも見せていただいて素敵だな、と思っていましたが、
https://www.youtube.com/watch?v=_onraxAAjXI
今度よかったら「お花をパチリ」の写真も見せてください♪
どんな写真なんでしょうね。