「人は誰かの短所によって傷つくより深く、誰かの長所によって傷つく」
そう書いていらしたのは、漫画家のみつはしちかこさんでした。
チッチとサリーの恋を描いた「小さな恋の物語」、ご存知ですか?
コンプレックスだらけの女の子が、背が高くてイケメンで頭がよくて…、学校中のアイドルと恋をして葛藤する日常を描いたロングセラー。
連載は、いったい何十年続いたんでしたっけ。
一年一度発売されるコミックをわたしも小学生の頃から楽しみに読んでいました。
冒頭の言葉を知ったのは、確か高校生の頃。
不美人で取り柄もなく、巨大なコンプレックスに押し潰されそうだったわたしには、この言葉がとても沁みました。
私を傷つけようとするナイフに傷ついているのではなく、誰かのキラキラした輝きを情けない自分と引き比べて勝手に落ち込んでいる。
感受性も老化をするようで、年を重ねて、悩みに対する感性も鈍化してきたみたいです。
でも、たまに今でも、反論できない正論に自分勝手に傷つくとき、
♪わかってくれとは言わないが
そんなにオレが悪いのか~
そんな流行り歌の一節がリフレインして、みつはしさんの言葉を思い出したりします。
(絵、大上克己さん)(きなこ)
♪絵をクリックすると、飯の山をお聴きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=NZnQ-4NVQRk&index=17&list=UUa030tIOyeM5LbDx_9FRZ9Q
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しゅうじ (月曜日, 03 7月 2017 18:14)
私の場合、相手の言葉そのもので傷つくのではなく、相手の言葉を自分の「低い自己評価」というフィルターを通して傷ついている、ケース多々です�
きなこ (月曜日, 03 7月 2017)
しゅうじさん、こんにちは♪
うーん、ちょっと文章がムズカシくて、ちゃんと理解できてないのですが・・・。もしよかったら、もう一度教えていただけませんか?すみません。
しゅうじ (月曜日, 03 7月 2017 20:41)
すいませ~ん。同じ言葉で傷ついてしまう人もいれば、そうでない人も居ってじゃないですか!ものすごく端的な例で云ってますけど、そういう場合、傷つく人は、その言葉にその人独自のフィルターを通して聞こえ傷つくのであって、傷つかない人は、またその同じ言葉にその人固有のフィルターを通して聞こえ全く傷つかない。こういうのはつまり聞く側の、これまたわかり易い例ではコンプレックスや劣等感などをベースにしたフィルターを持っている人と、逆に、優越感、自信などをベースにしたフィルターを持つ人、という特性に由来するところもあるであろうという考えで。私の場合は前者かな、といったつもりなのですが、う~ん、もともと分かりにくい話でしたかね(汗)
きなこ (月曜日, 03 7月 2017 21:35)
ああ、わかりました。そうですね、同じ出来事が心に掛かる人と掛からない人、いますよね。自分の人生として考えた場合も、昔なら心に掛かっただろうけれど今は意外と平気、ということもありますよね。
事実が原因なのではなくて、その人の持っているフィルターが原因。うーん、確かに。
花粉症と一緒ですね。
花粉は同じように飛んでいるのだけど、マスクが手放せない人もいれば、なんともない人もいる。
その通りですね!