7月17日付け「ミラクルやなぎょ」のコメントに、スミピーさんが、わたしの声のことなどを書いてくださいました。ありがとうございました。
わたしは、元気さんがパソコンで音楽を作り始めたのにひっぱられて想定外に歌うことになったので、歌うことを決めて、一番にしたのは、先生を探すことでした。
私の先生は、患者仲間のご主人様で、かつて演歌歌手だった方です。
たくさんの生徒さんを抱えていらっしゃるので、レッスンは6人ほどのグループで3時間弱くらい。
それぞれが自分の課題曲1曲を決めて、半年かかって仕上げていくのですが、わたしが言われるのは毎回ほぼひとつ。もっと大きな声で、です。
もともと、地声が小さいのか、くぐもっているのか、誰かとおしゃべりしていても「え?」と聞きかえされることが多いタイプでした。
これ、けっこうコンプレックスでもありました。
なんか、多いですね、コンプレックス・・・。
でも、先生というものはありがたいなあ、と思うのですが、自分の物差しの中では、この4年で、ずいぶん声が出るようになったなあ、と感じています。
「星月夜」とか、「青空の中のふうせん」とか、今でも古い音源で残っているものを聴くと、自分ながらに、けなげさに?ちょっとグッときます。
でも、元気さんが思いがけずパーキンソン病になって、そのおかげで、と言うのも変ですが、わたしの「え?」と聞きかえされるコンプレックスが解消したことには、心の内で元気さんに感謝しています。
人の中には気づかない種があって、それは何かに出会って芽吹き、ドンくさくても毎日かまっていたら、いつか小さいかもしれないけれど、自分だけがうれしいのかもしれないけど、それでも花を咲かせることがあるんだな、とも感じています。
(写真、ジュリエットさん)(きなこ)
♪写真をクリックすると、「青空の中ふうせん」をお聴きいただけます。https://www.youtube.com/watch?v=99oAD71gp6A
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