スイカ

「メロンとスイカとどちらが好き？」
という質問が私は好きで、時々誰彼となく聞いてみるのですが、

『メロン♪』

と答える人が多いようです。
でも私は圧倒的に、スイカ派。
１００対０で、スイカの圧勝。

秘密があります。

家族が食べ終わったスイカのお皿は、私が自分の前に集めて、チェックしています。

一皿ずつ赤いところが残っていないか確認し、果肉が真っ白になって、スプーンが立たなくなるなるところまで食べたら完了。次のお皿へ。
そんなわけで、スイカを食べたあとは、いつもわたしがひとり食卓に残ります。
家族の食べ残しをいそいそと食べるなんて、意地汚いというか、お行儀ワルイ感じですが、自分が『にんじん』になったみたいで、ちょっとタノシイ気分なんです。
家族愛に恵まれなかった「にんじん」はとてもかわいそうですが、あの有名な場面、家族が食べ終わったメロンの皮をうさぎ小屋でうさぎと一緒に食べていたことについては、「にんじん」自身は、私たち読者が思うほどかなしくなかった、むしろ楽しかったんじゃないかな、と思ったりもしています。

今日は父がスイカを持ってきてくれました。
落とすなよ、落とすなよ、と赤ん坊でも抱いているように大切に抱えているので何かと思えばスイカ。
私が見た中で最大のスイカ！
朝市で見つけたんだ、中が割れてないといいけど、と、でも自慢そうに手渡してくれました。
今、半分に切ったスイカが冷蔵庫で冷えています。
明日の朝が楽しみです♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　(写真、yama-p)（きなこ）