広島の患者仲間のMさんから、お電話をいただきました。
Mさんは、とても聡明で、きれいで、楽しい女性です。
4年前、京大の山中伸弥先生をお迎えして広島でパーキンソン病友の会の全国大会を開催しました。
そのとき、ぜひ患者と家族の問題を取り上げたい、と提案され、広島の患者家族をお訪ねになってお話を聞かせていただいたり、全国の患者家族から文章を寄せていただいて、それをまとめたりもされました。
わたしは、運転手をしながら、Mさんのお手伝いをさせてもらいました。
実際に患者家族のお話をきかせていただいたことも、教えていただくことがたくさんでよかったのでしたが、ほんとうのところは、Mさんと一緒に過ごす時間がたのしくて、桃太郎に付き従うサルのようにつき回っていたのだと思います。
そのMさんが、ここのところ、体調を崩されて、心配していました。
入院されて薬の調整をしてもらわれる、とうかがったので、ああ、よかった、こまめな人で,家にいらしたらじっとはしていらっしゃらないMさんが病院でゆっくりされるだけでも体調はよくなられるだろう、と思って安心していたのですが、予想を裏切って、体調はますます悪化、予定外に早く退院されました。
今も体調はよくはないようでしたが、いい先生にめぐりあわれて、体調も少し落ち着かれたそうです。
「昨日は、久しぶりに、主人と近所を散歩したよ」
そんな話をききながら、電話を終えて、なんだか少し涙が出ました。
どうか、早く、早く。
誰か、誰か、お願いします。
こんなときは、やはりそう思ってしまいます。
(写真、ジュリエットさん)(きなこ)
♪写真をクリックすると、島風をお聴きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=FjfhtYIZ1lU
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