また象鼻ヶ崎に行きました。
お弁当を作って、義母と3人で魚釣りです。
釣具やのおじさんが青虫を量ってくれながら「今日は、海はしけちょるよ」と、上目遣いで気の毒そうに言われるほどの風。
でも陽射しはあたたかく、竿を投げた途端、たちまち鯛とエソが釣れて、元気さんはご満悦。ただし、釣果は、それだけでしたが。
元気さんが釣っている間、かつて私が住んでいた家の近くまで歩いて行ってみました。
昔、毛利の米蔵もあった借家は今は取り壊されてデイサービスになり、気持ち良さそうに歌う演歌が聞こえてきました。
何かあの頃の名残はないかと庭を覗いてみましたが、石垣以外は、何もありませんでした。
家無くなり石垣あり。
道秋にして草木深し・・・。
学校に通っていた細い小道は、台風で崩れて、雑草が伸び放題になっていました。
変わったもの、変わらないもの。
小さい頃、毎日のように歩いていた海岸を歩きながら、「あの頃」がすぐそばにあるような、遠いところにあるような、不思議な思いにとらわれました。
(絵、安本洋子さん)(きなこ)
♪絵をクリックしたら、「ふるさと」をお聴きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=YC-A8ketfhE
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