懐かしい「ふすまの思い出」を、思い出しました。
元気さんは転勤族のサラリーマンで、行く先々、なぜか古い社宅ばかり住んでいました。
それは東京の目黒の社宅でのことでしたが、その社宅も、脱衣場も洗面所もない古い社宅でした。
ご飯を食べるのも布団を敷くのも同じ部屋でしたから、普段はすぐに片付けられる小さなちゃぶ台でご飯を食べていました。
ちなみに、社宅の隣のマンションにはとんねるずの石橋貴明さんと再婚される前の鈴木保奈美さんがお住まいでした。
当時、鈴木さんは前の旦那さんと離婚が秒読みだとワイドショーを賑わせていて、鈴木さんの姿を写そうと、セキュリティなんてあるはずもない私たちの社宅の屋上に、カメラマンが陣取って望遠カメラを構えていたこともありました。
鈴木さんのお住まいは、古い社宅とはけた違いに美しいマンションでしたが、家賃は百万だと誰かに聞いて、「家賃に百万払っても生活していける人がいるんだ!」とびっくりしたのと、「さすが東京だなあ」と思ったことを覚えています。
それも、初めての東京生活の思い出です。
話が脱線しましたが、そんなわけで、小さなちゃぶ台しか持ってなかった私たちは、お客さんが来られると、ふすまを一枚はずして、衣装ケースを台にしてふすまを載せ、テーブルクロスをかけて即席のテーブルにして食事を並べていました。
この、ふすまのテーブルを考えついたときは、「私って、なんて頭いいの!」と、ちょっと得意になったものです。
白いクロスをかけた長細い食卓は、イギリスの貴族の食卓みたいで、見た目も意外とよかったのですが(と、自己満足してましたが、もちろん、足元は、椅子でなく座布団です)、たまにふすまの引き手の穴にコップやお椀がひっかかって、倒れることもありました。
あたたかい春の光のせいでしょうか。
ふいに、思い出した懐かしい思い出です。
(写真、ジュリエットさん)(きなこ)
♪写真をクリックしたら、さくら降るをお聴きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=lslW9lddNs8&feature=youtu.be
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スミピー (火曜日, 03 4月 2018 14:01)
げんきなこさん、少しばかりぶりです^ ^ /
ふすまの即席テーブル素敵ですね。
なんだかちびまる子ちゃんでいうところの、まる子がおじいちゃんと悪巧みして、
わー!おじいちゃん、あたしゃまるでイギリスの貴族になった気分だよ〜!!
とキラキラの想像を膨らませて喜び合うような、とってもワクワクするアイデアだなぁと勝手に思い巡らせてしまいました^ ^;
結局そのあと、
こら、まる子!!ふすま外してなんて事してるのッ!?
とお母さんに怒られるんですけどね(笑)
なんだかおかしな想像をしてしまいすみません^ ^;人
それはそうと、、、
げんきなこさん、当時のお宅が鈴木保奈美さんのお住まいのすぐ近くだったとは!?
さすが東京!←田舎者の発想
ですね(笑)
きなこ (水曜日, 04 4月 2018 00:04)
スミピーさん、こんばんは♪
少しばかりぶり、のコメント、うれしかったです。
それにしても、まる子ちゃんの話、まるで実際の番組見てるみたいによくできたストーリーですね!
このまま、作さくらももこ、で出せますよ。
言葉遣いも、ストーリー展開も、まる子とおじいちゃんとお母さんの特徴、ばっちりで、目にうかびますよ。
前から思っていたのですが、スミピーさん、文才ありますねえ。
ところで、鈴木保奈美さんとおとなりだったのを、「さすが東京!」と思われたスミピーさんの発想、わたしもまったく一緒でしたよ。
東京に初めて行ったとき、「ああ、この空の下に、テレビで見る人がたくさん住んでおられるんだ!」と、意味もなく感激してました。
やっぱり、みんなそんな風に思うのですね。よかった!(笑)