このところメダカの産卵が続いています。
昨年夏に戴いた頃は太ったオスかスリムなメスかわからなかったメダカも、水ぬるむにつれて、メスは丸々と、オスはシャープな体つきになって、もう見誤ることはありません。
我が家のメダカは、大小2匹のオスとメス1匹。
春の訪れとともに、大きいほうのオスが、ぴったりメスにくっついて離れないのはいいのですが、小さい方のオスが二匹のそばに寄るだけで、大きいオスに鋭く威嚇し追いやられるのです。
狭い水槽で、二匹と一匹に分かれ、かわいそうなチビさんは二匹が上に行けば下に、右に行けば左にという状態。
激しい愛はかくもメダカの心を狭くし、激しい愛はかくもメダカを攻撃的にするものか!
複雑な思いで毎日水槽を覗いていましたが、「愛というより、これってイジメ?」と、見るたびにキモチがざわざわしはじめ、ついに数日前、ホームセンターに、メスのメダカを買いに行きました。
ホームセンターで
『メダカのメスを一匹ください』と言えば
『自分で選別して、すくってレジに持ってきてください』と言われて、小さなアミと器をわたされました。
間違ってオスをつれて帰ったら、ますますややこしいことになってしまう!
子供の頃の金魚すくいの真剣さでホームセンターの水槽に張り付き、30分後、見事、メス一匹をすくって、連れ帰りました。
今のところ、チビさんメダカと新入りメダカが仲良くなる気配はありませんが、さてはて、この激しい愛の顛末、どうなることでしょうか?
(絵、安本洋子さん)(きなこ)
♪写真をクリックしたら、愛になれるをお聴きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=Vw3PnWzVSlE
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