フジの花を食べました。
津和野観光協会んさんのインスタグラムを見ていたら、「フジは食べられます」とありました。
藤、食べられるの!?
驚きました。
バラや菫の砂糖菓子もあるし、桜茶、中華料理のノカンゾウも聞いたことがありますが、フジの花を食べたという話は聞いたことがありませんでした。
どんな味がするんだろう?
買い物に行く道に、フジの花が咲いていますが、背が高くて、とてもとれそうにありません。
そんなことを思いながら、表の掃き掃除をしていたら、あれ?、おとなりのフェンスにフジの花が!
お隣のおばあちゃんは、お花が大好きで、いろいろな木や花を挿し木にしては、さまざまな種類の植物を植えておられて、これは何?あれは何?と、お庭を楽しませてもらっています。
おばあちゃん、出てこられないかなあ、とぐずぐず掃き掃除をしていたら、タイミングよく、玄関が開きました。
ああうれし。
「フジを一枝、いただけませんか?」
とお願いしたら、
「娘が苗をプレゼントしてくれたんよ。」
と、きれいな房を選りながら、一枝切ってくれました。
まさか食べるなんて、夢にも思わないだろうなあ、おばあちゃん。
ちょっと胸が痛みましたが、花だけをとって、さっと洗って天ぷらにしました。
揚げ方が下手で、紫色に焦げ色が混じってしまったのがとても残念だったのですが、味はエグミがなくて、おいしかったです。
フジの花を見て、今までは、芸者さんのかんざしを連想していたけれど、これからは「食べたいッ!」と思うのかしら・・・。
でも、おばあちゃんの丹精のフジを食べてしまって、少し胸が痛んでいます。
・・・ごめんなさい。
連休最後の一日ですね。
通勤電車を「現代の奴隷船」と書いていらっしゃる投稿を読んで、ウイルスの脅威におびえながらの通勤のご苦労を感じました。
それぞれのお立場で私たちの生活基盤を支えてくださってる方々に今日も感謝しながら、心元気に過ごしましょう!
(絵、ふなえみゆきさん)(きなこ)
コメントをお書きください