もう一昨年の秋のことになります。
Nさんからご縁をいただき島根県奥出雲、阿井地区にある専福寺にお邪魔させていただきました。
手打ちそばに、きのこのおむすび・・・。
地元の方々の手料理をいただいた後の、お寺でのライブ。
あたたかい時間のあと、専福寺のご住職さまから、「阿井の歌を作ってください」と声をかけていただきました。
うれしくて、家に帰ってすぐに歌を作ったのですが、どうもすっきりしません。
画龍点睛と言いますが、なにか大事なことが歌われていない、そんな気がして、どうにも困りはてていたところ、地元にお住いの長谷川親宏さんから一通のメールをいただきました。
そのメールには、阿井の四季が綴られていました。
阿井にお住まいでなければわからない、阿井の自然、阿井の四季。
そしてそれは、そのまま一篇の美しい詩でした。
長谷川さんがくださったメールをほとんどそのまま歌詞にして、「あいのうた」の前半はできあがっています。
伊藤正幸さんの絵をクリックしていただいたら、あいのうたをお聴きいただけます。
阿井川は、宍道湖に流れ込む斐伊川の最上流で、元気さんが元気な頃、渓流釣りで、ゴギ(イワナ)を釣っていたところでもあるそうです。
とても美しい川です。
(絵、伊藤正幸さん)(きなこ)
コメントをお書きください
平川玲子 (日曜日, 24 5月 2020 13:49)
実物の花は見たことがないのですが、もう少し写真ででも、いいので見たいかなぁ。�
きなこ (月曜日, 25 5月 2020 16:26)
平川さん、こんにちは!
実物の花、というのは、タムシバのことですよね。
私もどんな花だろう、と、歌を作った当時、長谷川さんにうかがったのですが、「こちらでは、タムシバと呼んでいて、白い花が咲くんだけど」ということしかわからなかったのですが、このたび平川さんにお尋ねいただいたので、ちょっとネットで調べてみたら、タムシバはどうやら山コブシのことのようです。
また写真を掲載してみますね。
ちょっとお待ちくださいね!
N (火曜日, 26 5月 2020 00:16)
こんばんは。多に住んでいるか、通い詰めていないと分からない自然の摂理のようなものがありますね。
例えば仁多の冬。しんしんと雪の降る様。いつの間にか大雪が積もり始めている。5月の快晴の運動公園に空高く響く雲雀の声。温かな春の到来を告げる鳴き声。7月の暑い夜、街灯に戯れるカブトムシたち。冬の阿井を通り越し県境を越えた庄原にあったかつてのスキー場。ゲレンデのコースの大きく曲がった途中の広い所にになぜかぽつんと1軒あったおいしいカレー屋さん。冬以外の季節はどうして過ごしておられるんだろうと想像したりしていたら、ある年の大雪で人口降雪システムが損傷しスキー場自体が営業しなくなった。あのご主人とあの建物は今どうしておられるのだろう。夏休みに家族で水遊びと持ち込みテント泊した大鬼谷オートキャンプ場は今もやっているのだろうなあ。思わず書きすぎてしまいました。今となっては懐かしい思い出たちです。
冬に限らずですが、季節が深いというか、自然の奥深さを感じるんですよね。
昨日、長谷川様、伊藤様に用事があって妻の車に乗っけてもらって行って帰りました。お二人にげんきなこのマックスNo.53をお渡ししました。お二人とも、奥様方も、げんきなこの記事や写真を見てなつかしんでおられましたよ。
また行きましょう、いつかそう遠くないうちに。あれれ、長くなっちゃいました。またね。仕事しないと。
きなこ (火曜日, 26 5月 2020 06:12)
Nさん、ありがとうございました。しみじみとした気持ちで読ませていただきました。専福寺でのお寺コンサートの折に素敵なチラシを作ってくださり各所に掲示のお願いしてくださったのもNさんでしたね。阿井で先生をなさっていた頃のお話を心ひかれながらうかがったことも思いだし、あらためて温かくありがたい気持ちを感じています。
カレー屋さんの話にも心打たれています。
そういうことが、ありますよね。
わたしにもあります。
あのとき、あそこで見た花は、今もあそこに咲いているかな、とか。
ほとんど自分とは関係ないのだけど、なにかけなげにがんばっているもの、一生懸命がんばっているものに、私たちは心惹かれ、なにか応援したいような心持ちというのを持っているのでしょうかね。